腰の痛み

運動不足と腰痛

適度な運動で筋肉や骨を丈夫にしなやかに

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腰を健康に保つには、適度な運動が必要です。たいていの運動は、骨、筋肉、関節、靱帯(じんたい)、神経に良い刺激が伝わります。運動不足になると、とくに腰の筋肉の強さやしなやかさが失われます。腹筋や背筋が弱るとそれだけで腰痛が出やすくなるのです。また、骨のカルシウムは運動によって定着することが知られており、運動不足は骨粗しょう症の原因にもなります。

運動にはストレッチ、筋力トレーニング、有酸素運動<ウォーキング、水中ウォークなど>といった種類がありますが、腰痛防止にはどれも必要です。腰痛体操はストレッチと筋力アップの要素を兼ね備えたもので、腰痛の治療にも予防にも役立ち、軽い運動にもなるので、ぜひやってみましょう。腰痛防止には運動が必要とはいえ、運動のしすぎもよくありません。翌日や翌々日に腰痛がひどくなるようなら運動の強度を見直すべきです。
なお、すでに腰痛がある人には、重力の影響が軽減できる水泳がおすすめです。

監修の先生