変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)
だんだん痛みが増す
頚椎(けいつい)自体に骨の棘(とげ)のようなものができたり、頚椎の間の椎間板(ついかんばん)や周囲の靱帯(じんたい)が変性したりして、ひどくなると頚椎の中を通る神経<脊髄(せきずい)や神経根(しんけいこん)>が刺激されることもあります。加齢によって症状が出やすくなりますが、生まれつきの頚椎の形や首のねんざなどが原因になることもあります。
●症状
- 慢性的に首の痛みや肩こりに悩まされる。
- 朝起きたときは楽だが、それからだんだん痛みやこりが増していく。
- 進行すると手に力が入らなくなる。
●原因
- 頚椎の間にある椎間板の変性
- 頚椎の周囲の靱帯の変性
- 頚椎に骨棘(こっきょく、棘状の骨)ができている
●治療
- 肩こり体操や首や肩の筋力アップ体操を行う。
- 患部を温める。
- 消炎鎮痛薬や湿布薬、筋弛緩(きんしかん)薬を使う。
- 痛みが強い場合には、「局所麻酔薬」や「ステロイド剤」を注射する神経ブロックを行う。
- 程度がひどければ手術の対象になる。
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